国土交通省海事局は18日、環境省と共に公募していたメタノール燃料船の普及促進を図るための導入支援事業で、国華産業、飯野海運の両事業を採択したと発表した。両省は海運の脱炭素化を実現するため、採択した事業に対して2分の1から4分の1の補助率で支援する。国華産業の事業は「内航船におけるメタノール燃料システムなどの導入支援事業」。同事業では、液体化学薬品ばら積み船を対象に、メタノール燃料主機関、フ… ...
財務省の貿易統計(速報)によると、2月の輸出額は前年同月比11%増の9兆1911億円となり、2月としては過去最高を記録した。米国向けの自動車、アジア向けの半導体等製造装置や電子部品などが伸び、5カ月連続で増加した。輸入額は0・7%減の8兆6066億円。貿易収支は2カ月ぶりに黒字に転じ、5845億円だった。数量指数は輸出が3%増の101・7で、4カ月ぶりに増加した。輸入は4%減の86・8と3… 続き ...
政府は今国会に船員法などの改正案を提出する方針だ。船員法の改正案では、海技免許を受けていない者でも、安心して海上労働へ就職・転職できるよう、雇入契約締結時に安全衛生に関する基本訓練の実施を法的に位置付ける。2026年1月に改正海上人命安全(SOLAS)条約の発効を控える中で、改正内容である輸送中のコンテナの海中転落時の即時通報の義務化などにも対応する。政府は船員法だけでなく、船員職業安定法… ...
共栄タンカーは18日、シンガポールの連結子会社キョウエイ・タンカー・シンガポールが保有する4万5996重量トン型プロダクト船「CHALLENGE PROCYON」(2011年竣工)を売却すると発表した。26年3月期連結決算の特別利益に譲渡益16億円を計上する。売却先は海外の第三者法人。譲渡理由は「用船契約終了のため」としており、4―7月に購入者に引き渡す予定。… 続きはログインしてください。
韓国造船大手サムスン重工業の年初来受注高は19億ドル(約2850億円)に達した。足元でシャトルタンカー9隻、エタン運搬船2隻を追加した。サムスン重工は17日、シャトルタンカー9隻の受注を韓国取引所に告示した。発注者はオセアニア船主としており、詳細は明らかにしていない。契約総額は1兆9355億ウォン(約13億3308万ドル、1ドル=1451・9ウォン)、1隻当たり約1億4812万ドルとなる。… ...
人材確保・育成が全産業の課題となっている。受注拡大などで安定成長が見込まれる状況となった今、今治造船では「人材への投資」段階に移行した。その第1弾として今月1日、丸亀事業本部丸亀工場(香川県丸亀市)で新社屋(丸亀工作オフィス)のお披露目会を現地で開催した。作業現場から戻った時、「ホッとできる温かみのあるオフィス」を実現。お披露目会では、太鼓演奏、餅まきなどイベントを行い、子どもを含む家族にもPR… ...
内外トランスライン・グループのフォワーダー、フライングフィッシュ(FF)は、AI(人工知能)を活用した海上貨物の追跡サービス「BORDERLESS(ボーダレス)2・0」を拡充している。輸送実績を分析できるリポート機能などを昨年実装したほか、貨物追跡機能を充実させた。先端技術を活用し顧客と自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)にドライブをかけ、双方の業務効率化を目指す。データに基づき、顧客… ...
近鉄エクスプレスは19日、山中哲也取締役専務執行役員=写真=が代表取締役社長執行役員に昇格する人事を発表した。6月16日の株主総会で正式に決定する。現社長の鳥居伸年氏は同日付で取締役相談役に就任する予定。やまなか・てつや84(昭和59)年早大商卒、近鉄航空貨物(現近鉄エクスプレス)入社。シンガポール法人社長、ロジスティクス営業部長、執行役員輸入営業部長、上席執行役員米州本部長などを経て、… 続きは ...
日本海事協会(NK)は18日、アンモニア燃料船内でのオペレーションを安心して実施するための指針「アンモニア燃料オペレーションガイドライン」を発表した。同指針によって、アンモニア燃料船の運航に携わる人々の安全・安心なオペレーションを実現することで、アンモニア燃料船の導入をサポートする。同指針では船員の安全を守ることを最優先に考え、健康を考慮したアンモニア漏えい時の対応、日常業務・緊急時を想定… ...
■川重神戸 潜水艦「らいげい」 川崎重工業は6日、神戸工場(神戸市)で建造していた防衛省向け潜水艦「らいげい」=写真=を引き渡した。同艦は「たいげい」型潜水艦の4番艦で、同社が神戸工場で戦後建造した潜水艦としては31隻目。優れた水中運動性能と推進性能を持ち、従来型から能力が向上した新型主機を搭載している。式典には金子容三防衛政務官、齋藤聡海上幕僚長、今吉真一装備官をはじめとする防衛省… ...
■旭洋造船 7500立方メートル型LPG船「GAS HOPE」 旭洋造船がストレーツ・ガーディアン向けに建造していた7500立方メートル型LPG(液化石油ガス)船「GAS HOPE」(S―576番船、写真)が7日竣工した。同船は、SCR(選択触媒還元脱硝装置)システムの搭載により、NOx(窒素酸化物)の3次規制に対応。EEDI(エネルギー効率設計指標)フェーズ3の基準も満たしており、環境負… ...
住友商事は17日、4月1日付の機構改正で、海洋・海運エネルギーソリューションSBUに「船舶燃料ユニット」を新設すると発表した。同ユニット長には、海洋・海運エネルギーソリューションSBUの大橋俊氏が就く。… 続きはログインしてください。