2月に就任した韓国・釜山港湾公社(BPA)の宋相根社長は19日、京都市内で会見し、釜山港の運営方針について語った。宋社長は、「競争力を備えた高付加価値グローバル総合港湾として飛躍しなければならない」と強調し、スマート港湾システムの構築や高付加価値の創 ...
【関西】総合ロープメーカーのナロック(大阪市、寺本隆一社長)は、労働・安全・環境の国際的基準「HSE」で国内ロープメーカーでは初のグレード1を取得した。日本海事協会(NK)の鑑定更新審査を受けて、2025年1月に公表されたリストにも同社名が記された。同社は船舶係留ロープのホーサーで強みを有しており、国際基準の等級取得を営業展開にも生かしていく。HSEは、労働災害の防止と労働者の健康増進など… ...
大阪水上バスは5月1―31日の間、大阪市内の河川を航行する「アクアライナー」と大阪港の帆船型観光船「サンタマリア」で、ウェブ限定の「母の日」特別プランを販売する。母親と一緒に乗船すれば、大阪城や中之島を巡る「アクアライナー」(周遊コース)の乗船料が10%割引、大阪港内を巡る「サンタマリア」(デイクルーズ)は乗船料20%割引になる。同プラン適用後の運賃は、「アクアライナー」は通常大人2… ...
日東物流は17日、中国船社の寧波遠洋運輸と合弁で、日本における現地法人「寧波遠洋シッピングジャパン」を設立すると発表した。現在、寧波遠洋運輸の日本総代理店を務める日東物流の業務は、新会社設立後に合弁会社へと引き継がれる。設立日は3月31日付。9月末までは移行期間とし、総代理店業務は引き続き日東物流が担う。合弁会社の出資比率は寧波遠洋運輸が60%、日東物流が40%となる。資本金は1億円。業務… ...
日本内航海運組合総連合会がまとめた1月の主要元請けオペレーター(運航船社)58社の輸送実績によると、貨物船(鉄鋼、自動車など7品目)は前年同月比6%増の1558万4000トンで、2023年12月以来13カ月ぶりのプラスを記録した。一方、油送船は4%減の846万トン(キロリットル)で、9カ月連続の減少となった。1月の貨物船の輸送実績を品目別で見ると、鉄鋼は3%増加。低気圧で輸送障害が断続的に… ...
港湾労働安定協会名古屋支部は10日、高校生に名古屋港の仕事の魅力を伝える職場見学を実施した。大同大学大同高校(名古屋市)の工業科1年生73人が名港海運の大型物流施設「西二区物流センター(南)」(延べ床面積9万5700平方メートル)を訪問し、輸出貨物の仕分けやバンニングの流れを学んだ。ポリテクセンター名古屋港では荷役機械の操作も体験した。今回の取り組みには名古屋港運協会も協力した。西二区物流… ...
【中部】中部地方整備局四日市港湾事務所は15日、三重県四日市市内で海岸保全施設整備事業の着工式典を開いた。老朽化した護岸や胸壁などを改良整備して、コンビナートがある石原地区・塩浜地区の住民や企業活動を津波や高潮から守るため、2025年度に着工する。事業は海岸保全施設の耐震改良とかさ上げを行うもので、護岸3862メートル、胸壁884メートル、樋門(ひもん)5基、陸閘(りくこう)11基を改良す… ...
政府は今国会に船員法などの改正案を提出する方針だ。船員法の改正案では、海技免許を受けていない者でも、安心して海上労働へ就職・転職できるよう、雇入契約締結時に安全衛生に関する基本訓練の実施を法的に位置付ける。2026年1月に改正海上人命安全(SOLAS)条約の発効を控える中で、改正内容である輸送中のコンテナの海中転落時の即時通報の義務化などにも対応する。政府は船員法だけでなく、船員職業安定法… ...
日本物流団体連合会(物流連)の真貝康一会長(JR貨物会長)は17日、都内で会見し、2025年度の事業計画について説明した。真貝会長は、「物流事業でも抜本的かつ革新的な構造改革をしていかなければならない」と述べ、引き続き国や企業の物流革新に向けた取り組みを後押しする考えを示した。25年度は、特に物流企業の採用活動と国際展開などの後押しに注力する。現行の24年度はトラックドライバーの労働時間上… 続き ...
韓国造船大手サムスン重工業の年初来受注高は19億ドル(約2850億円)に達した。足元でシャトルタンカー9隻、エタン運搬船2隻を追加した。サムスン重工は17日、シャトルタンカー9隻の受注を韓国取引所に告示した。発注者はオセアニア船主としており、詳細は明らかにしていない。契約総額は1兆9355億ウォン(約13億3308万ドル、1ドル=1451・9ウォン)、1隻当たり約1億4812万ドルとなる。… ...
日本海事協会(NK)は18日、アンモニア燃料船内でのオペレーションを安心して実施するための指針「アンモニア燃料オペレーションガイドライン」を発表した。同指針によって、アンモニア燃料船の運航に携わる人々の安全・安心なオペレーションを実現することで、アンモニア燃料船の導入をサポートする。同指針では船員の安全を守ることを最優先に考え、健康を考慮したアンモニア漏えい時の対応、日常業務・緊急時を想定… ...
■旭洋造船 7500立方メートル型LPG船「GAS HOPE」 旭洋造船がストレーツ・ガーディアン向けに建造していた7500立方メートル型LPG(液化石油ガス)船「GAS HOPE」(S―576番船、写真)が7日竣工した。同船は、SCR(選択触媒還元脱硝装置)システムの搭載により、NOx(窒素酸化物)の3次規制に対応。EEDI(エネルギー効率設計指標)フェーズ3の基準も満たしており、環境負… ...