FRBの2026年の利下げ見通しが強まらない要因は物価上昇の根強さにある。米商務省が5日に発表した9月の個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率は、総合指数と、食品とエネルギーを除いたコア指数でいずれも2.8%増。どちらも ブルームバーグがまとめた市場予想 と一致する結果で物価上昇の過熱感が出なかったと同時に、物価上昇の鎮静化の兆しもみられなかったといえる。